2019年12月10日火曜日

福岡県の私立中高一貫事情

近年、大学進学実績などで、中高一貫教育に注目が集まっています。文部科学省によれば、中高一貫教育は3種類の形態に分類されます。本稿では、福岡県内の私立中・高の現状をご紹介します。

1.中等教育学校

「中高一貫教育を実施することを目的とする新しい学校種として設けられた」学校で、多くは公立です。

福岡県内の私立ではリンデンホールスクール中高学部がそれにあたります。本校には小学校も併設されており、実際には小・中・高一貫教育と言えるでしょう。

2.併設型の中学校・高等学校 

中高一貫教育を標榜する学校で最も多いのがこの形態です。併設の高校には無試験で進学できるのが特色で、多くの私立中高はこの形態を採用しています。福岡県の私立中27校の
うち、23校(中等教育学校を除く)が該当します。

但し、同じ併設型でも、様々な形式がありますので、一つ一つご紹介しましょう。

2-1 完全中高一貫
外部からの高校入試を行わない、学校全体として中1~高3までの一貫カリキュラムを実施している学校です。中等教育学校と同じような形態です。福岡県内では、上智福岡中高(福岡市)・明治学園中高(北九州市)の2校がこの形をとっています。それ以外は、高校入試を実施しています。

2-2 高校課程で外部生と混合
上記2校以外の中高一貫校の一部で採用されている形態です。
高1から混合クラスを実施しているのは、公式には九州国際大学付属(北九州市)のみです。本校には中高一貫コースがありません。中村学園三陽(福岡市)も2019年度用カリキュラムではこの形ですが、2020年度用入試要項には受験要件として「6年間の一貫教育を希望する者」と明記されています。
また、高2から混合されるのが久留米大学附設(久留米市)ですが、久留米附設は中3で高1の課程を修了するほど学習進度が速く、高1で進度調整をするためでしょう。

2-3 高校からの進学者とは別に中高一貫コースを設置
上記6校以外がこれに当たります。高校では外部進学生とは別のカリキュラムが組まれています。校舎も別になっている学校、教室だけでなく職員室も別になっている学校など様々です。詳細は各校のホームページでご確認ください。福岡県私学協会の検索ページが便利です。

3.連携型の中学校・高等学校

これに該当する私立学校は、福岡県にはありません。

これら以外の私立中学校は、他の公立高校・私立高校を受験することになります。九国大付属は付属高校へ進学することもできます。

以上ですが、時代状況などで変更される場合があります。変化があれば、最新情報をお知らせいたします。

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